東北大学 研究シーズ集

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ナノイメージングによる膜透過性ペプチド細胞内透過機序の解明

更新:2020-06-16
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特徴・独自性

様々な生体蛋白質から細胞膜を通過し細胞内に移行する膜透過性ペプチド(CPP) が見つかっている。CPP 活用で蛋白質を細胞内に導入し機能させる技術の開発が試みられてきたが、導入効率の改善が課題となっている。CPPには直接的な観察方法がなく、その侵入の仕組みは長い間謎に包まれてきた。
我々は世界ではじめてCPP 1分子の膜上での動態を7 ナノメートルの精度で直接・高速に可視化・定量化する方法を開発した。その結果CPP 侵入には細胞表面の受容体(CPP-receptor)に結合し、架橋し、細胞内取り込み機序を活性化させることが不可欠であり、CPP価数調整のみで結合速度を100 倍に高め、導入効率も120 倍に高められる事を示した。同時に、様々なCPP に共通するCPP-receptor 遺伝子の単離・同定にも成功した。さらに、この技術を用いて改良したCPP 利用により、直径40nm の鉄粒子を細胞内小器官に直接導入することにも成功した。
我々が開発した技術で高効率CPP の開発は飛躍的に改善されると考えられ、ガンや再生医学、皮膚老化防止薬の開発への応用が期待される。この技術を産業界で活用したい企業や団体との共同研究を希望している。

研究者

医学系研究科 感染病態学講座

鈴木 康弘 講師 
医学博士

SUZUKI, Yasuhiro, Senior Assistant Professor

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