アルツハイマー病バイオマーカー開発と予防・先制医療
更新:2020-06-16
特徴・独自性
2025年までにアルツハイマー病根本治療薬の開発と市場化を加速させるために、アルツハイマー病の疾病概念や薬効評価のパラダイムが、従来の認知機能検査ベースからバイオマーカーベースへと大きくシフトしようとしている。特に、アルツハイマー病発症前から脳に蓄積する凝集アミロイドベータ蛋白やリン酸化タウ蛋白即ち病理像としての老人斑や神経原線維変化を「見える化」する脳脊髄液バイオマーカーや分子イメージング技術の開発を進め、先制医療や予防介入に繋げる道筋を明らかにしたいと考えている。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
豊富な認知症症例、独自の血液・脳脊髄液バンクおよび東北大学PETセンターを有している。アルツハイマー病疾患修飾薬開発を目指す製薬企業やバイオベンチャー及び画像診断プローブを有しヒューマンサイエンスへの貢献を考えている企業との産学連携は不可欠と考えている。研究者
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関連情報
Arai H, Okamura N, Furukawa K, Kudo Y. Geriatric Medicine, Japanese Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiative and Biomarker Development. Tohoku J. Exp. Med. 2010;221:87-95
荒井啓行、岡村信行、藁谷正明、古川勝敏、谷内一彦、工藤幸司 アルツハイマー病の病態とバイオマーカー開発 日本薬理学会雑誌 135:3-7、2010
荒井啓行 アルツハイマー病バイオマーカー開発と治療戦略 日本未病システム学会雑誌18:89-93, 2012
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