TSLP産生制御機構の解析
更新:2020-06-16
特徴・独自性
Thymic stromal lymphopoietin(TSLP)はアレルギー発症のマスタースイッチとして注目されているサイトカインで、アレルギー性疾患の予防および増悪化防止を目指した新たな創薬ターゲットである。「TSLP を恒常的に、しかも大量に産生するケラチノサイト株」の発見により、TSLP 産生抑制薬のハイスループットスクリーニングが可能になった。また本細胞は、TSLP を中心としたアレルギー研究並びにTSLP 産生調節薬の開発研究において非常に有用である。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
本細胞は、TSLP産生誘導機構や機能の解析、TSLP産生阻害薬の探索、TSLP産生を指標とした免疫毒性活性評価等に活用できる。TSLPに関心のある企業と本細胞を用いた共同研究を希望する。研究者
大学院薬学研究科・薬学部 医療薬学専攻 医療薬学講座 生活習慣病治療薬学分野
平澤 典保
教授
薬学博士
HIRASAWA Noriyasu, Professor
キーワード
関連情報
R. Segawa, S. Yamashita, N. Mizuno, M. Shiraki, T. Hatayama, N. Satou, M. Hiratsuka, M. Hide, N. Hirasawa
J. Immunol. Methods 402: 9-14 (2014)
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