超臨界水中での反応プロセス開発
更新:2020/06/16
- 特徴・独自性
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- 当研究室では、超臨界水を反応場とする流通型反応プロセスの開発を行っている。高温高圧反応場では、水の物性が大きく変化し、水と油とガスが均一相を形成する。この状態では、水分子そのものが酸や塩基触媒として機能し、高速に反応が生じる。このような新規な反応場の利用には、プロセス開発をすすめながら反応場の相平衡、流動、反応速度論の理解に基づく、プロセスの設計基盤の確立が必要である。
- 実用化イメージ
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超臨界水中でのナノ粒子連続合成プロセス、超臨界水・亜臨界水中でのバイオマスの前処理・可溶化プロセス、超臨界水中での重質油の改質プロセスの開発を行っている。
- キーワード
研究者
高等研究機構材料科学高等研究所
ソフトマテリアルグループ
阿尻 雅文 教授
工学博士(東京大学)
Tadafumi Ajiri, Professor