画像誘導下局所脳内薬剤輸送システムの開発
更新:2020-06-16
特徴・独自性
対流強化輸送法は脳内に留置した細径のカテーテル先端から血液脳関門を回避して任意の部位に薬剤を拡散させる局所投薬技術である。本研究組織は、MRI モニタリング下に薬剤投与を行う技術を世界に先駆けて開発し、世界で初めて臨床例において脳幹病変への局所投与に成功した。悪性脳腫瘍で臨床試験を行っており、将来的には中枢神経系で責任病巣が明らかな疾患全般に対して、新たなソリューションを提供することが期待される。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
中枢神経系で責任病巣が明らかな疾患全般が対象。薬剤デリバリーのための構成要素(微量ポンプ、ニードル、細径チューブ)、中枢神経系治療薬となり得る薬剤開発、薬剤動態・分布の理論解析に関する技術を持つ企業。研究者
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関連情報
Regression of recurrent glioblastoma infiltrating the brainstem after convection-enhanced delivery of nimustine hydrochloride [J Neurosurg 7, 2011, 522-526]
脳腫瘍の外科療法 Convection-enhanced delivery−原理•現状•展望− [日本臨床68 suppl 10, 2010, 388-391]
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