温泉熱・排熱を活用した小型メタン発酵システムと資源循環構築


更新:2025/06/30
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特徴・独自性

メタン発酵とは、生ゴミや糞尿などから嫌気性微生物によってメタンガスを得るもので、本研究では、メタン発酵槽の加温に、温泉熱や工場等からの排熱を利用し、加温にかかる消費エネルギーを削減し、小型メタン発酵でもエネルギー収支をプラスにするシステムです。また、小型化で初期投資を小さくし、中小企業等でも購入可能な価格帯にすることで、分散型エネルギー生産を可能にし、消化液の液肥利用による資源循環を構築します。

実用化イメージ

以下のような企業との連携が想定されます。
・食品工場、飲食店、ホテル・温泉旅館など
・これまで生ゴミ処理コストを要している企業
・熱やエネルギー生産をしたい企業実用例)宮城県鳴子温泉では、ガス灯の燃料に温泉街のゴミからできるガスを利用しています。

キーワード

研究者

大学院農学研究科

多田 千佳 准教授 
博士(農学)(筑波大学)/修士(農学)(東北大学)

Chika Tada, Associate Professor