学校現場における教員および児童生徒によるICT活用に関する実証研究
更新:2020-06-16
特徴・独自性
我が国の初等・中等教育の学校現場におけるICT活用について研究している。学校現場、とりわけ公立学校の義務教育におけるテクノロジー導入を考える際には、児童生徒の学力向上というミッションからのブレがないことや、多忙な教員にとって現実的かつ持続可能であること、低廉なコスト、さらには公教育における平等性のバランスなどの「宿命」が存在する。これらを勘案した上でのICT活用について、より実証的な研究を目指していることが特徴である。これまで、(1)教員に広く用いられやすいICT は実物投影機であり、その活用については各教員による授業の個性と関係していることの解明、(2)デジタル教科書等を比較的シンプルな工数で開発する技術、(3)小学生向けのキーボード入力学習e ラーニングの開発などに取り組んできた。
産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
我が国の初等・中等教育の学校現場を対象とした教員向け授業支援ツールや児童生徒向けデジタル教材等の開発に関するコンサルティング等が考えられる。研究者
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関連情報
堀田龍也, 木原俊行(2008)我が国における学力向上を目指したICT活用の現状と課題, 日本教育工学会論文誌 32(3):253-263
堀田龍也, 高橋純, 丸山紋佳, 山西潤一(2008)一斉授業の授業過程におけるICT活用の目的, 頻度, タイミングに関する調査, 日本教育工学会論文誌 32(3):285-291
堀田龍也, 高橋純, 山田愛弥, 八木澤圭(2013)小学校教員が実感している実物投影機の活用効果に関する分析, 日本教育工学会論文誌 36(Suppl.):153-156
堀田龍也, 高橋純, 青木栄太, 森下誠太, 山田智之, 吉田茂喜, 江山永(2008)教科書に準拠した算数科提示用デジタルコンテンツの開発, 日本教育工学会論文誌 32(Suppl.):161-164
堀田龍也, 高橋純(2005)キーボー島アドベンチャー:検定機能を実装した小学生向け日本語キーボード入力学習システムの開発と評価, 日本教育工学会論文誌 29(3):329-338
堀田龍也, 高橋純, 大垣厚志, 丸山圭介, 鈴木広則(2011)学習指導要領の移行措置期間中における「キーボー島アドベンチャー」の利用状況の分析, 日本教育工学会論文誌 34(Suppl.):69-72
堀田龍也, 皆川寛, 渡邉光浩, 高橋純(2009)ICT活用頻度の低い教員のICT活用を促すリーフレットの開発, 日本教育工学会論文誌 33(Suppl.):133-136
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