二酸化炭素とジオールからの直接ポリマー合成用触媒プロセスの開発
更新:2020-06-16
特徴・独自性
二酸化炭素とジオールから一段階かつ触媒的ポリカーボネート合成に有効な酸化セリウムと2−シアノピリジンからなる触媒系を見出した。酸化セリウムは二酸化炭素及びアルコールの活性化に有効であり、2−シアノピリジンはポリカーボネート生成により生じる水を水和反応により効率的に除去し、平衡を生成物側に有利にすることで反応を促進する。さらに、バイオマスからのジオール合成技術を組み合わせることで、グリーンなポリカーボネートを合成可能になる。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
本技術は二酸化炭素の直接変換に有効であり、安価で安全な二酸化炭素の有効利用及び排出抑制に寄与できる触媒技術である。二酸化炭素の濃縮技術と組み合わせることで、大きな効果が期待される。研究者
大学院工学研究科・工学部 応用化学専攻 環境資源化学講座 エネルギー資源化学分野
冨重 圭一
教授
博士(理学)
TOMISHIGE Keiichi, Professor
キーワード
関連情報
http://www.nature.com/articles/srep24038
プレスリリース
「世界初 二酸化炭素とジオールからの直接ポリカーボネート合成法の開発に成功」
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20160415_01web.pdf
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