スピン制御レーザー
更新:2022/09/28
- 特徴・独自性
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- Qスイッチという光学デバイスは、高安定・高出力で知られる固体レーザーのパワーを著しく増大することができます。現在は、電気光学効果あるいは音響光学効果を用いたQスイッチが主流ですが、磁気光学効果を用いても、Qスイッチができることを、我々は見出しました。実際に、磁気光学材料を使って、Qスイッチを作製し、「スピン制御レーザー」という名前で、デバイス化しています。
- 実用化イメージ
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膜型のQスイッチは、他にありません。磁性膜を使うことで初めて実現されました。固体レーザーのパワーを飛躍的に増大できるものであり、現在のハイパワーなレーザーを、小型化できるデバイスと言えます。
- キーワード
研究者
電気通信研究所
人間・生体情報システム研究部門
生体電磁情報研究室
後藤 太一 准教授
修士(工学)(豊橋技術科学大学)/博士(工学)(豊橋技術科学大学)
Taichi Goto, Associate Professor