登録されている研究テーマ 418件

高圧ガスタービン環境における燃焼評価とカーボンニュートラル燃料の燃焼技術開発

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概要

 

従来技術との比較

 

特徴・独自性
  • 燃焼は、温度、濃度、速度、高速化学反応といった多次元のダイナミックスが複合した複雑な過程です。当研究室は、高圧ガスタービン環境を実現できる世界的にも希な高圧燃焼試験装置を有し、高温高圧下の燃焼実験ならびにレーザー分光計測に独自性があります。航空宇宙推進系のみならず各種高圧化学反応炉の設計技術と安全評価技術、新燃料の燃焼技術、さらには高圧下の液体微粒化技術の研究開発にも取り組んでいます。
実用化イメージ

航空宇宙、自動車、電力、工業炉、化学プラント業界における、燃焼評価、アンモニア燃焼現象の評価、多様な燃料に対するガスタービン燃焼と評価、高圧噴霧生成と制御、高圧下のレーザー燃焼診断等に関する連携が可能です。

研究者

流体科学研究所 附属統合流動科学国際研究教育センター 高速反応流研究分野

早川 晃弘  

Akihiro Hayakawa

高圧ガスタービン環境における燃焼評価と気流噴射弁の技術開発

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特徴・独自性
  • 燃焼は、温度、濃度、速度、高速化学反応といった多次元のダイナミックスが複合した複雑な過程です。当研究室は、高圧ガスタービン環境を実現できる世界的にも希な高圧燃焼試験装置を有し、高温高圧下の燃焼実験ならびにレーザー分光計測に独自性があります。航空宇宙推進系のみならず各種高圧化学反応炉の設計技術と安全評価技術、新燃料の燃焼技術、さらには高圧下の液体微粒化技術の研究開発にも取り組んでいます。
実用化イメージ

航空宇宙、自動車、電力、工業炉、化学プラント業界における、多様な燃料に対するガスタービン燃焼と評価、高圧噴霧生成と制御、高圧下のレーザー燃焼診断、化学反応炉の安全設計等に関する連携が可能です。

研究者

流体科学研究所

小林 秀昭  

Hideaki Kobayashi

高圧熱水処理による未利用資源の有効活用

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概要

従来技術との比較

特徴・独自性
  • 食料産業分野から排出される未利用資源を原料とし、従来広く用いられる発酵技術に変えて、高圧熱水処理法という新たな手法により、多様な機能を発揮する生物素材を製造します。高圧熱水は誘電率が低くイオン積が大きいため、常温常圧の水とは異なる溶媒特性を持ちます。我々は、未利用水産物のモデルとして魚皮由来のゼラチンを選び、160〜240°Cの高圧熱水処理を施すことにより、タンパク質を分解し、分解産物について有用性を評価しました。
実用化イメージ

高圧熱水処理による部分分解産物を、米、穀類、野菜、果実、花卉類等の農業分野、養殖水産業、畜産業あるいは様々な食品工業において有効活用せしめ、生産性の向上と競争力の高い商品開発に結びつけさせます。

研究者

大学院農学研究科 農芸化学専攻 食品天然物化学講座(テラヘルツ食品工学分野)

藤井 智幸  

Tomoyuki Fujii

高圧力下での合成,焼結

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概要

従来技術との比較

特徴・独自性
  • 川井型マルチアンビル装置およびキュービック装置を使用して、高温高圧力下で材料合成および焼結を行います。20GPa、2000K までは容易に行えます。25GPa、2300K まで可能です。
実用化イメージ

超硬材料、磁性材料、高温超伝導体などで高圧合成を必要とする物質です。

研究者

大学院理学研究科 地学専攻 地球惑星物質科学講座

鈴木 昭夫  

Akio Suzuki

高温高圧条件でのアミノ酸のペプチド化と新規炭素繊維

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概要

従来技術との比較

特徴・独自性
  • 生物体内では酵素などの作用でアミノ酸がペプチド化されます。掛川研究室では無水、高温高圧環境下で触媒なしにアミノ酸の高重合度ペプチド生成に成功してきています。重合が難しいとされていたグリシンでは11量体、アラニンでは5量体など重合度の世界記録を作ってきています。アラニン5量体は、クモの糸に代表される重要な硬質「炭素繊維」であり、本研究は新規炭素繊維開発に有効と考えます。
実用化イメージ

本研究を応用することで、切れないペプチド繊維(アラニンペプチド)と柔軟性のあるペプチド繊維(グリシンペプチド)を組み合わせることで、固くて伸びる新規炭素繊維を作り出せる可能性があります。

研究者

大学院理学研究科 地学専攻 地球惑星物質科学講座

掛川 武  

Takeshi Kakegawa

高温高圧水中での化学反応を用いたプロセス開発、超/亜臨界流体抽出技術

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概要

従来技術との比較

特徴・独自性
  • これまでの研究は、ほとんどが水熱技術(超/亜臨界水技術など)に関連しており、超臨界流体(CO2)と亜臨界流体(DME)の抽出技術、無機材料の合成、石炭化学、バイオマス変換、微細藻類の抽出、廃棄物のリサイクルなど多岐に渡ります。また、さまざまな化学工学的応用の経験もあります。現在はリチウムイオン電池と廃プラスチックのリサイクルと化学実験の自動化と知能化に関する研究に取り組んでいます。
実用化イメージ

廃リチウムイオン電池のリサイクルと貴金属の回収、連続水熱装置による廃プラスチックのリサイクル、非効率に利用される炭素系未利用固体廃棄物から高付加価値製品を製造する技術開発等に活用可能です。

研究者

大学院工学研究科 附属超臨界溶媒工学研究センター システム開発部

鄭 慶新  

Qingxin Zheng

高温反応場を用いた機能材料の創製と熱物性計測法の開発

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概要

従来技術との比較

特徴・独自性
  • 金属・無機系材料の創製と高温融体の熱物性計測に取り組んでいます。現在、環境、医療、バイオ、情報分野での幅広い応用が期待されている窒化物半導体について独自の発想に基づいた新たな結晶成長プロセスの開発を行っています。また、当研究室で開発した超高温熱物性計測システムを一般開放し、材料開発の数値シミュレーションに必要な比熱、熱伝導率や表面張力など種々の熱物性測定のニーズに応えています。
実用化イメージ

主に、以下のような応用が考えられます。
・鉄鋼・金属系素材、半導体産業:結晶成長、溶接、鋳造、凝固などのプロセス開発
・航空宇宙産業:ロケット・航空機用エンジンおよび構成部材の評価
・エネルギー産業:原子炉・核融合炉用材料、発電タービン用材料の評価

研究者

多元物質科学研究所 附属金属資源プロセス研究センター 高温材料物理化学研究分野

福山 博之  

Hiroyuki Fukuyama

高温融体導電材料の熱物性測定方法

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概要

高温融体導電材料の熱物性測定方法
https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken_h/T05-271.html

従来技術との比較

特徴・独自性
  • 現状、溶融シリコン、溶融金属等を扱う製造ラインにおいて、その効率化には精度の高い物性値を用いたシミュレーションが必要ですが、十分な物性値はありません。本発明では溶融状態の試料にレーザー光を照射し、温度応答の振幅と位相差から比熱や熱伝導率などの物性値を高精度に測定することを可能にしました。
  • 本発明では、浮遊溶融による高純度状態を維持し、さらに、超伝導マグネット磁場により試料の振動および回転を抑制させることにより、精度の高い物性値の測定を達成しました。
実用化イメージ

主に、以下のような応用が考えられます。
・半導体産業のシリコン単結晶作製
・超耐熱合金ジェットエンジンタービンブレードなどの精密鋳造
・自動車産業のスポット溶接
・構造物、配管の溶接

研究者

多元物質科学研究所 附属金属資源プロセス研究センター 高温材料物理化学研究分野

福山 博之  

Hiroyuki Fukuyama

光学式精密運動計測センサおよび外部標準が不要な校正法の開発

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概要

広波長帯域光源を用いた角度センサに対して、用いられる回折格子の格子定数や検出器の設置誤差などを外部の測定器なしで決定する方法を開発した。本手法は上位の参照基準が不要となる方法であり、光周波数コムを用いた測定とも相性が良い。

従来技術との比較

広波長帯域光源を用いた角度センサでは、光周波数コムのような周波数高精度光源を用いても、用いる回折格子の格子定数や検出器の設置誤差などを既知の値とするか外部の測定器で校正して測定を行っていた。

特徴・独自性
  • 移動ステージやロータリエンコーダなどの校正に用いることができる正確な角度計測が可能です。
  • エンコーダなどに用いる回折格子定数の10 ピコメートルレベルの決定が可能です。
  • 原子時計と光周波数コムを組み合わせた角度計測に適用することで、研究室内で外部標準の不要な校正された角度計測系が構築可能です。
実用化イメージ

以下のような企業等との共同研究を希望します。
・波長測定精度の向上には光周波数コムの高速・高安定化技術が必要であり、これらの技術を持つ企業
・トレーサビリティ認定に本技術を適用可否について検討できる企業

研究者

大学院工学研究科 ファインメカニクス専攻 ナノメカニクス講座(精密ナノ計測学分野)

松隈 啓  

Hiraku Matsukuma

光学情報検知装置及び顕微鏡システム

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概要

光学情報検知装置及び顕微鏡システム
https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken_h/T15-198.html

従来技術との比較

特徴・独自性
  • 走査型レーザー顕微鏡は集光したレーザー光を試料上で走査し、試料からの反射・散乱光や蛍光を計測することで、試料の微細構造や蛍光プローブの局在を可視化します。従来の走査型レーザー顕微鏡は、顕微鏡の光軸に直交する面(観察面)の2D 画像の高速取得が可能な一方で、三次元観察のためには観察面を光軸方向に機械的に移動しながら逐次画像取得を行う必要があり、リアルタイムでの三次元画像の取得が困難でした。
  • 本発明では、検出信号に対する波面制御を原理として、観察試料の光軸方向に沿った空間情報を受光面での空間的な位置情報として検知することを可能にしました。本発明によって、光学系や検知対象物を光軸方向への移動無しに、レーザー集光スポットの二次元走査のみで対象の深さ情報を一挙に取得する、高速な、リアルタイム三次元イメージングを可能にします。
実用化イメージ

以下のような産業における社会実装が想定されます。
・三次元画像の高速取得が求められる分野
・生命機能解析等の生物分野・生体分野や医療分野
・微細な機能性素材の開発が進められている金属、化学等の産業分野

研究者

多元物質科学研究所 プロセスシステム工学研究部門 光物質科学研究分野

小澤 祐市  

Yuichi Kozawa

高活性白金系燃料電池電極触媒の創製

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概要

2030年における燃料電池の広範な普及には、カソードにおける白金触媒の酸素還元反応活性を1740 A/gまで向上させる必要がある。我々は、~1 nm程度まで微細化された白金クラスターに対して、「合金化」、「担体の複合化」、「メラミンによる表面被覆」を適用することで、2500 A/g以上の白金質量活性を創出することに成功した。これらの実用化により、燃料電池の広範な普及に貢献する。

従来技術との比較

固体高分子型燃料電池においては、カソードにおける酸素還元反応が律速となっており、そうしたカソードでは、カーボンブラック上に2−3 nmの粒径の白金微粒子が担持された触媒が広く利用されている。それら白金ナノ粒子触媒の白金質量活性は、高いものでも480 A/g程度であり、我々の白金クラスター触媒(2500 A/g)はその5倍以上の質量活性を有している。

特徴・独自性
  • 以下のような特徴を持つシーズです。
  • ・1nm 程度の極微細な白金クラスターの精密かつ単分散での合成
  • ・複数の高機能化手段の最適化に基づく高活性な白金系燃料電池電極触媒
  • ・得られた白金質量活性(2500 A/g)は2−3 nm の白金微粒子の5倍以上
  • ・得られた白金質量活性はNEDO 等が指摘する2030年目標(1740 A/g)を既に実現
  • ・2−3 nm の白金微粒子の微粒子よりも高い安定性
実用化イメージ

我々の技術および触媒を企業と共有(連携)することで実用化・事業化することを想定しています。実用化の開始時期としては、2030年頃が目安になると考えています。

研究者

多元物質科学研究所 無機材料研究部門 精密無機材料化学研究分野

根岸 雄一  

Yuichi Negishi

高機能カーボンナノチューブ-アルミナ複合材料の開発

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概要

従来技術との比較

特徴・独自性
  • 分散が困難とされていた、カーボンナノチューブ(CNT) を配合したセラミック複合材料の開発に関して、CNT の剛性ならびに表面性状を制御することにより均一分散させたCNT/ アルミナ複合材料の作製に成功しました。さらに、無加圧焼結によりアルミナ単味の強度特性を大きく超える複合体を作製できています。これを背景に、試作したCNT/ アルミナ複合材料の機械・電気的特性の向上と実用化に向けた基礎研究を行っています。
実用化イメージ

トライボ応用、強度と耐摩耗性が要求される人口股関節等の生体材料、電気ひずみ効果を利用したマイクロアクチュエータ、数GHz 〜 数10GHz 程度の周波数帯における電波吸収材料への応用展開が期待されます。

研究者

未来科学技術共同研究センター 開発研究部 機械・電気的特性を両立させた環境適合型デバイスの開発

橋田 俊之  

Toshiyuki Hashida

高強度鋼の水素脆化

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特徴・独自性
  • 高強度鋼の水素脆化特性について、水素が高強度鋼の機械的特性に及ぼす影響と腐食反応による環境からの水素侵入の両面から研究に取り組んでいます。主な研究内容は、各種高強度鋼の水素脆化による破壊の機構解明や、電気化学的手法を用いた種々の環境における腐食に伴う水素の侵入挙動の検討、鋼中の水素可視化手法、水素脆化特性評価法の提案などです。
実用化イメージ

高強度鋼材料の水素脆化特性とそれに及ぼす金属組織や水素トラップ物質の影響や、材料の特性や形状に応じた水素脆化評価法の提案、新規な水素可視化手法の開発など水素脆化分野での共同研究。

研究者

金属材料研究所 材料設計研究部 耐環境材料学研究部門

秋山 英二  

Eiji Akiyama

高空孔率の均一な空孔を備えたMg2Si膜

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概要

電気伝導率はそのままに、熱伝導率を低減させたMg2Si熱電変換膜
https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken_h/T20-338.html

従来技術との比較

特徴・独自性
  • 廃熱から電気を取り出す熱電変換技術の開発が盛んに進められています。Mg2Siは、300°Cから500°Cの温度域での熱電変換効率に優れ、産業排熱の利用に適した熱電変換材料です。しかし、Mg2Siは熱伝導率が高いため熱リークが起こりやすく、変換効率はさほど高くならないことが課題です(下式参照)。Mg2Si粉末をペレット状に押し固めて多孔質体にすることで熱伝導率を低減させた報告もありますが、粒界の影響で電気伝導率も低下してしまうため、結果的に変換効率は大きくなりません。本発明は、上記課題を解決するMg2Si多孔質膜に関するものです。
実用化イメージ

Mg2Si多孔質膜は、スパッタ膜等の通常のMg2Si薄膜と同程度の電気伝導率を持ちながら、熱伝導率を11%低減することができます。多層膜化により300°Cから500°Cの排熱領域において熱リークの少ない熱電変換デバイスへの応用が可能です。

研究者

多元物質科学研究所 無機材料研究部門 無機固体材料化学研究分野

山田 高広  

Takahiro Yamada

口腔内設置型生体モニター・治療装置

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概要

従来技術との比較

特徴・独自性
  • 高齢者や闘病生活時の全身状態を健康管理センターで集中的にモニタリングし、必要に応じて遠隔操作によって薬剤投与などの治療行為を行う健康支援システムを提供します。本システムは、口腔内設置の床義歯またはマウスピースに各種生体センサーや体姿勢や運動を検出する活動センサー、データを無線方式で管理センターに送受信する通信機、管理センターからの指令に基づいて作動する薬剤投与機構などから構成されます。
実用化イメージ

義歯等に組み込むために違和感なく導入でき、入院中の患者の健康管理から一人暮らしの高齢者の健康支援までを支援する機器です。これからの高齢社会に必須の機器となります。

研究者

大学院歯学研究科 歯科学専攻 地域共生社会歯学講座(予防歯科学分野)

小関 健由  

Takeyoshi Koseki

口腔粘膜を用いたiPS 細胞の効率的 な作製法

概要

従来技術との比較

特徴・独自性
  • 本シーズは、口腔粘膜(歯ぐき)の細胞を利用することによって、誘導多能性幹細胞(iPS 細胞)を効率的に作製する技術です。口腔粘膜の採取は比較的容易であり、患者さんの体への負担も少なく済みます。また、口腔粘膜の細胞がiPS 細胞の成長を支える自己フィーダー細胞として適していることも明らかになり、本シーズが自家iPS 細胞の臨床応用を促進することが期待されます。
実用化イメージ

本シーズを用いて個々の患者の歯ぐきから効率的に iPS 細胞を作製することによって、医科・歯科領域で期待されているオーダーメイドの再生医療が、より容易かつ効率的となることが期待されます。

研究者

大学院歯学研究科 歯科学専攻 リハビリテーション歯学講座(分子・再生歯科補綴学分野)

江草 宏  

Hiroshi Egusa

口腔バイオフィルム機能解析システム:「何がいるか?」から「何をしているか?」まで

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概要

従来技術との比較

特徴・独自性
  •  歯、舌、口腔粘膜には、500種を超す膨大な数の微生物がバイオフィルムを形成し、齲蝕、歯周病、口臭などの口腔疾患、さらには歯科材料劣化の原因となります。
  •  私どもは、構成菌種や機能(代謝)をメタゲノム、メタボロミクスといったオミクス技術や最新の検出技術で解析すると共に、その多くが嫌気性菌である構成菌を生きたまま取り出し、高度嫌気性実験システムを用いて機能解析を行っています。「何がいるか?」から「何をしているか?」までを知ることで、初めてその制御(予防と治療)が可能となります。
実用化イメージ

口腔バイオフィルム性疾患(齲蝕、歯周病、口臭、誤嚥性肺炎など)のリスク診断
・薬剤や食材の口腔バイオフィルム機能への効果
・バイオフィルム性材料劣化の評価

研究者

大学院歯学研究科

髙橋 信博  

Nobuhiro Takahashi

膠原病の遺伝的素因を有するリコン ビナント近交系マウスの開発

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概要

従来技術との比較

特徴・独自性
  • MRL/lpr マウスとC3H/lpr マウスを祖先に開発された8系統のリコンビナント近交系(RI) マウス群を提供します。これらは膠原病の遺伝的素因を多様に有する、世界唯一の疾患モデル群です。RI マウスは、MRL/lpr マウス由来の自己免疫疾患(腎炎、血管炎、唾液腺炎、関節炎、自己抗体産生)に関連する疾患感受性遺伝子を持ちますが、通常は重篤な膠原病を発症せず、長期生存が可能です。しかし、免疫チェックポイント阻害剤や分子標的薬、抗がん剤の投与、または感染などの環境因子によって、新たな致死的あるいは重篤な病変が発症することが確認されています。さらに、全てのRI マウスはエクソーム解析が可能であり、膠原病の病因解明、新規標的分子の同定、新薬の非臨床試験に有用な疾患モデルとなります。
実用化イメージ

この疾患モデルを活用することで、以下の応用が期待されます。
1 .膠原病の病因解明と新規標的分子の同定
 ・遺伝的・免疫的要因の詳細解析
 ・診断・治療法開発のための鍵分子発見
2.新規薬剤の副作用評価
 ・環境因子や治療薬による副作用の解析
 ・薬剤の有効性・安全性評価
3 .免疫関連薬剤の有害事象の診断・治療・予防法開発
・免疫チェックポイント阻害剤による副作用の早期発見・予防
・有害事象の管理方法開発
4 .ドラッグリポジショニング及びジェ
ネリック薬の開発
・既存薬の新適応症探索
・コスト削減を実現するジェネリック薬開発

本疾患モデル群は、膠原病研究から新規治療法開発、薬剤の安全性評価に至るまで、幅広い分野で応用可能です。

研究者

大学院医工学研究科 医工学専攻 治療医工学講座(腫瘍医工学分野)

小玉 哲也  

Tetsuya Kodama

高効率なMg2Sn 系単結晶熱電材料

概要

高熱電効率なMg2Sn系熱電材料
https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken/T20-641.pdf

従来技術との比較

開発したMg2Sn単結晶は、多結晶よりも電気伝導率が高いだけでなく熱伝導率が低い点で優れている。

特徴・独自性
  • 開発したMg2Sn 単結晶にはMg空孔欠陥が含まれています。このMg 空孔欠陥は、熱伝導率を効果的に低下する一方で、高い電気伝導率を維持します。これにより、熱電性能が飛躍的に向上し、従来報告されていた多結晶の性能を超えました。その他のMg 化合物単結晶でも、Mg 空孔欠陥を導入することで高い熱電性能を実現できると期待されます。
実用化イメージ

身の回りで使用されずに大気中に放出されている熱エネルギーを用いて発電することにより、省エネルギー化と地球温暖化ガスの排出抑制につながります。

研究者

大学院工学研究科 応用物理学専攻 応用材料物理学講座(機能結晶学分野)

林 慶  

Kei Hayashi

new抗酸化能を活用する骨破壊性疾患の阻止

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概要

骨破壊性疾患(歯周病・顎骨壊死・関節リウマチ等)の病態中心には破骨細胞の過剰活性化がある。破骨細胞の分化・活性化を誘導するRANKLの細胞内シグナル伝達には活性酸素種(ROS)が重要な役割を担っている。一方、ROSは過剰蓄積により細胞傷害をきたすため、細胞はその防御機構として転写因子Nrf2を介した抗酸化酵素群の発現増強による抗酸化能の亢進機構を備えている。我々は、酸化ストレス応答を制御するKeap1/Nrf2経路に着目し、Nrf2を活性化することで破骨細胞分化・骨吸収を抑制できることを細胞・動物モデルで実証してきた。また、天然由来化合物および合成低分子化合物の中からNrf2活性化能を持つ候補物質を同定し、新規骨破壊抑制剤としての応用を目指した研究を展開している。

従来技術との比較

骨破壊抑制の既存治療薬として、ビスフォスフォネート製剤やRANKL抗体(デノスマブ)が臨床応用されている。これらは長期使用による顎骨壊死(BRONJ)などの副作用リスクにおいて課題が残る。既存薬はRANKLシグナルの遮断を主たる作用機序とするのに対し、本研究が標的とするNrf2活性化は酸化ストレス制御を介した破骨細胞抑制という異なる経路であり、既存薬との作用機序的差別化が明確である。

特徴・独自性
  • 歯周組織細胞における機械的ストレスとRANKL誘導の関係を端緒として(JBMR 2002)、Keap1/Nrf2経路が破骨細胞分化を制御するという基礎的知見を世界に先駆けて示した点が本研究の根幹をなす。現在はAIを活用し独自にスクリーニングした低分子化合物について、RANKL刺激による破骨細胞誘導系・骨吸収アッセイ・TRAP染色による検証を進めており、既存の抗酸化化合物とは異なる新規骨保護作用を持つ候補物質としての可能性を追求している。
実用化イメージ

歯周病・骨粗鬆症・薬剤関連顎骨壊死など骨破壊を伴う疾患は超高齢社会において増加の一途をたどっている。Nrf2活性化を機序とする新規化合物は、既存薬の副作用リスクを回避しつつ骨保護効果を発揮する次世代治療薬候補として期待される。製薬企業・バイオベンチャーとの共同研究により、リード化合物の最適化・前臨床試験・製剤化を推進したい。また、機能性食品・サプリメント分野においても、Nrf2活性化成分を含む骨保護素材の開発という形での社会実装が見込まれる。

研究者

病院 口腔育成系診療科 矯正歯科

菅崎 弘幸  

Hiroyuki Kanzaki