レーザファブリケーションによる高機能バイオインタフェースの創成
更新:2020/06/16
- 特徴・独自性
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- 本研究では、レーザ照射を利用して材料表面に様々な機能を付与する手法の開発を行っている。とくにレーザを材料に照射した際に生じる現象を、シミュレーションおよび実験的な手法を用いて明らかにし、新しい機能性インターフェースの創成を行っている。
- 本研究成果は、生体・医療用デバイスへの応用を始めとし、幅広い分野への波及効果が期待できる。
- ■ 高機能バイオインターフェースの創成
- 人工臓器や人工血管、あるいはバイオインプラントなどに利用される材料は、生体組織や細胞に対する高い親和性が求められる。そこで本研究室では、レーザ照射による表面創成プロセスにより「生体に優しい」表面づくりにも取り組んでいる。
- 本手法により、チタン系材料に対して生体に活性な機能を付与することに成功している。このような機能を持つ材料を生体内に埋入すると、表面にハイドロキシアパタイト(骨や歯の主成分)が自然に析出する。この方法を利用すれば骨との固着性に格段に優れるインプラントを作製することが可能であり、人工関節や歯科インプラントなどへの応用が期待できる。
- 本研究ではこのような手法を駆使し、バイオ分野への新たなブレークスルーを目指す。
- キーワード
研究者
グリーン未来創造機構
グリーンクロステック研究センター
水谷 正義 教授
博士(工学)(慶應義塾大学)/修士(工学)(慶應義塾大学)
Masayoshi Mizutani, Professor