運動障害の回復機序の解明と治療技術の開発
更新:2020-06-16
特徴・独自性
パルス磁気刺激と直流電気刺激を、脳損傷による運動障害のリハビリテーション治療に活用する研究を行っています。前者はパルス磁場による誘導電流で脳表面を刺激する技術であり、後者では、数mA の電流を約10 分間通電します。ともに大脳皮質の興奮性を調節して運動麻痺の治療に応用することが可能です。脳内身体表現を標的として、これらの非侵襲的脳刺激を適切な回復過程の誘導に応用する治療システムの開発を進めています。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
刺激装置と、ロボティクスやセンサー技術を組合せた治療システムを開発することを目指しています。医療機器開発をともに進め、製造・販売を担って下さる企業と連携することを、希望しています。研究者
大学院医工学研究科 医工学専攻 社会医工学講座 リハビリテーション医工学分野
出江 紳一
教授
博士(医学)
IZUMI Shin-ichi, Professor
キーワード
関連情報
出江紳一.回復する身体と脳 ─脳卒中の麻痺を治療する脳のリハビリテーション.中央法規,2009.
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