X線位相イメージングによる高感度医用診断装置の開発
更新:2020/06/16
- 特徴・独自性
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- 通常のX線透視撮影は生体軟組織などのX線をあまり減衰させない構造に対して明瞭なコントラストを生成しない。X線が物質を透過するとき、わずかに屈折により曲げられる。通常のX線透視撮影では、X線は直進していると近似しているが、この屈折を検出・画像化することで、軟組織に対する感度が大幅に改善される。このような撮影を、X線透過格子を用いるX線Talbot 干渉計あるいはX線Talbot-Lau干渉計により実現している。
- 実用化イメージ
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すでに、軟骨描出能を使ったリウマチ診断、および、乳がん診断(マンモグラフィ)への適用を目的とした医用機器開発を進めている。他の医用用途が開拓できれば、新たな産学連携が構築できると期待している。
- キーワード
研究者
多元物質科学研究所
計測研究部門
量子ビーム計測研究分野
百生 敦 教授
工学修士(東京大学)/博士(工学)(東京大学)
Atsushi Momose, Professor