衛星によるPM2.5を含む越境大気汚染モニタリング
更新:2020-06-16
特徴・独自性
米国の地球観測衛星アクア、テラ、NPP 等を直接受信し、独自の多次元画像解析方法を開発している。図は中国大陸を発生源とする大気汚染(黄)と黄砂(赤)である。2014年2月23 日に黄海に溜まった大気汚染物質は24 日に朝鮮半島を越え、一部は九州北部に達し、25日には本州に到達していることが分かる。シミュレーションとは違い実際の観測によるため信頼性が高い。地上の化学分析と照合することで大気汚染物質にPM2.5 が含まれていることが分かった。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
深刻な大気汚染の影響を受けている地域では、この研究を併用することで状況の正確な判断と予測が可能になるので、その関係の企業・団体・業界等との連携を期待している。研究者
キーワード
関連情報
1. 永谷泉,柳澤文孝,三浦崇史,工藤純一,大陸からの越境大気汚染飛来把握のためのMODISデータ利用法,日本リモートセンシング学会,Vol.33,*No.4,pp.298-307,2013.
2. 佐々木友之,工藤純一,衛星画像を用いた三次元ヒストグラムによる黄砂抽出,画像電子学会誌, vol.39, No.5, 741-747, 2010.
前へ
一覧へ
次へ