メタン菌カソード電極を利用した微生物燃料電池
更新:2022-05-31
特徴・独自性
本微生物燃料電池は、カソード電極に、これまでの方法で用いられている白金などのレアメタルではなく、微生物のメタン菌を使用することで、酸素から水を得るのではなく、二酸化炭素をエネルギーガスのメタンガスに変換しながら、電流を得る新しい電池である。 すでに、高温メタン菌カソード電極では500 mW/m2を達成した。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
CO2をCH4に変換し、電流も得られるため、大量にCO2排出する場所や、高濃度有機物が蓄積した場所で持続的に電気エネルギーを獲得したい企業現状の出力では、センサー等技術に利用できると考えている。
研究者
大学院農学研究科・農学部 資源生物科学専攻 動物生産科学講座 動物環境システム学分野
多田 千佳
准教授
農学博士
TADA Chika, Associate Professor
キーワード
関連情報
Masaki Umetsu, Takaaki Sunouchi, Yasuhiro Fukuda, Hideyuki Takahashi, and Chika Tada(2020)Functional Group Distribution of the Carrier Surface Influences Adhesion of Methanothermobacter thermautotrophicus, Volume 2020 |Article ID 9432803 | https://doi.org/10.1155/2020/9432803
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