東北大学 研究シーズ集

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リチウムイオン内包フラーレンを用いた二次電池の開発

更新:2020-06-16
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特徴・独自性

リチウムイオン内包フラーレン(Li+@C60)を用いた二次電池を開発しています。その中でもLi+@C60をカチオンとしたイオン液体を電気二重層キャパシタ(EDLC)の電解質として用いた[Li+@C60]・EDLC は、広い温度域で高い運動性を示す球形のC60殻内に安定に閉じ込めたLi+を用いるため、イオン液体中でも高密度で高速蓄電が可能で、高い安全性が確認されています。

産学連携の可能性 (想定される用途・業界)

宇宙などの極限環境下で使用可能な二次電池としての応用が期待されます。さらに、Li+@C60を用いた全固体型二次電池への展開も可能で、飛躍的な蓄電密度の向上が達成できます。

研究者

大学院理学研究科 附属巨大分子解析研究センター

權 垠相 准教授 
博士(理学)

KWON Eunsang, Associate Professor

キーワード

関連情報

PCT特許出願、Electrolytic solution for electric double-layer capacitor, and electric double-layer capacitor、公告番号:US20150340168 A1、PCT番号:PCT/JP2013/067289、公開日:2015年11月26日、權 垠相、笠間泰彦、河地和彦、小松健一郎
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