東北大学 研究シーズ集

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革新的用途開発に向けて -亜臨界溶媒分離法における実験と理論の開発ー

更新:2021-09-08
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特徴・独自性

開発した亜臨界溶媒分離法は,在来型の蒸留・抽出・分離等の化学工学プロセスとは異なり,大幅なスケールダウンを実現できることがメリットです.自然界にありふれた水,エタノール,二酸化炭素等の環境溶媒のみを製造工程に用いることができる点もメリットの一つと考えています.SDGsの推進に向けて,日本発の医薬食品・飲料・化粧品・化成品等の製造工程のグリーンイノベーションを目指します.

産学連携の可能性 (想定される用途・業界)

低極性・高極性化合物や沸点の異なる化学物質の分離に長けています.クロマト法の精密性には及びませんが,物質群としての分離・分画操作には向いています.医薬食品・飲料・化粧品・化成品等の分野に応用できます.

研究者

環境科学研究科

大田昌樹 准教授 
博士(工学)

OTA Masaki, Associate Professor

キーワード

関連情報

大田 昌樹,堀川 愛晃(日本分光株式会社),第34回(2020年度)独創性を拓く先端技術大賞(社会人部門,特別賞)受賞論文, 1-6 (2020).
https://www.sankei-award.jp/sentan/jusyou/2020/09.pdf

大田昌樹ら,Jasco Report, 61, 30-35 (2019).

大田昌樹, 分離技術, 47, 374-378 (2017).
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