東北大学 研究シーズ集

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金属極細線のジュール熱溶接と機能の創出

更新:2020-06-16
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特徴・独自性

金属マイクロ・ナノ材料が持つ優れた物理的諸特性を有効に活用して新しい機能を創出するために、電流により発生するジュール熱を利用した極微細材料の溶接、切断手法を開発しています(図1)。2 本の極細線の先端同士を接触させた状態である範囲内の一定直流電流を付与することで、細線接触部を自発的に溶融、凝固させ、同部を溶接できることを見出しました。また当該手法を駆使して極微細材料のマニピュレーションも可能です。

産学連携の可能性 (想定される用途・業界)

素材としての金属極細線から新たな機能を創出できます(図2)。また極微細材料の物理的諸特性を評価する独自の試験技術も開発しており(図3)、これら技術を活用した産学連携が可能です。

研究者

大学院工学研究科・工学部 ファインメカニクス専攻 ナノメカニクス講座 材料システム評価学分野

燈明 泰成 教授 
工学博士

TOHMYOH Hironori, Professor

キーワード

関連情報

論文
Self-completed Joule heat welding of ultrathin Pt wires (Physical Review B, 80, 2009, 155403)
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