身のまわりの排熱を利用した熱電発電デバイスの創製
更新:2020-06-16
特徴・独自性
私達の身のまわりには多くの排熱源が存在します。例えば、オフィス機器や電化製品は絶えず100℃以下の熱を発生し続けていますし、自動車からは500℃近傍の熱が排出されています。これらの排熱の大部分は有効利用されることなく、「廃熱」となっているのが現状です。当研究室では、これら種々の温度域で発生する廃熱から高効率で電気を発生することができる熱電発電材料の開発を推進しています。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
電子機器メーカーや自動車関連メーカーとの共同研究はもとより、温泉の温水と冷水を巧みに利用した「温泉発電」実現のための自治体との連携、人間の体温からの発電を目指す衣料メーカーなど多岐にわたる連携を目指しています。研究者
大学院工学研究科・工学部 応用物理学専攻 応用材料物理学講座 機能結晶学分野
宮﨑 讓
教授
博士(工学)
MIYAZAKI Yuzuru, Professor
キーワード
関連情報
Modulated crystal structure of chimney-ladder higher manganese silicides MnSig (g~1.74),
Y. Miyazaki, D. Igarashi, K. Hayashi, T. Kajitani, and K. Yubuta, Phys. Rev. B 78 (2008) 214104.
Enhanced thermoelectric performance of a chimney-ladder (Mn1-xCrx)Sig (g~1.7)
solid solution, Y. Kikuchi, Y. Miyazaki, Y. Saito, K. Hayashi, K. Yubuta, and T. Kajitani, Jpn. J. Appl. Phys. 51 (2012) 085801.
第3章材料 シリサイド, 宮﨑 讓, 熱電変換技術の基礎と応用 ークリーンなエネルギー社会を目指してー, 舟橋良次他編, シーエムシー出版, 2011.
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