高加工性を有する新型銅系形状記憶合金


更新:2020/06/16
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特徴・独自性
  • 実用形状記憶合金ニチノールと同等の形状記憶および超弾性特性を有し、約2倍の加工性を持つCu-Al-Mn系形状記憶合金を開発しました。この合金はニチノールの数分の1のコストで作製することができ、形状記憶処理に金型が不要なため、線以外の複雑な形状への加工・成形が可能です。最近、この合金を利用して着脱容易な「巻き爪矯正具」を開発・製品化し、2011 年から販売を始めました。
実用化イメージ

直径や厚さが0.1 〜 20mm もの線、棒、板材でも6%以上の優れた超弾性が得られる技術を確立し、現在制震部材への応用研究を進めています。医療、建築にかかわらず本合金の特性を利用したい用途があったら是非ご連絡下さい。

キーワード

研究者

大学院工学研究科
金属フロンティア工学専攻
創形創質プロセス学講座(材料組織制御学分野)

貝沼 亮介 教授 
工学修士(東北大学)/工学博士(東北大学)

Ryosuke Kainuma, Professor