新規固体電解質を備える二次電池
更新:2024/12/23
- 概要
新規固体電解質を備える二次電池
https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken_h/T07-229.html- 特徴・独自性
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- 近年、ポータブル機器の普及に伴い、小型大容量の二次電池に対する需要が高まっている。現在実用化されている二次電池の中で、最もエネルギー密度の高いリチウムイオン電池は電解質として有機溶媒電解液を用いていることから、その安全性に対して問題があり、安全性の高い固体状の電解質が求められている。特に自動車用途では電池サイズが大きく衝撃の危険性があるため、特に安全性の向上が要望されている。本発明では、リチウムイオン電池用の新規固体電解質に関するものであり、その組成は、LiBH4とMX(Mはアルカリ金属、Xは①ハロゲン原子 or ②NR2基 or③ N2R基:ただしRは水素原子またはアルキル基)である事を特徴とし、LiBH4の115℃の転移温度未満においても高いイオン伝導性を示すため、リチウムイオン二次電池用電解質として有用である。
- 実用化イメージ
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・リチウムイオン二次電池用電解質
- キーワード
研究者
大学院工学研究科
知能デバイス材料学専攻
情報デバイス材料学講座(エネルギー情報材料学分野)
髙村 仁 教授
博士(工学)(東北大学)/修士(工学)(東北大学)
Hitoshi Takamura, Professor