東北大学 研究シーズ集

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環境にやさしい太陽電池のキーマテリアル:SnS

更新:2022-06-16
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特徴・独自性

硫化スズ(SnS)は、安価で安全な元素からなる太陽電池材料です。SnS太陽光パネルの原材料費は、例えばCIGS太陽電池の1/14です。SnSは通常p型伝導性を示すため、これまではp型SnSとn型CdS等のヘテロ接合によって太陽電池が研究されてきましたが、変換効率は5%に留まっていました。独自に開発したプロセスによりn型SnS薄膜を世界で初めて実現し、SnS太陽電池の高効率化への道を拓きました。

産学連携の可能性 (想定される用途・業界)

環境にやさしい薄膜太陽電池への応用や、赤外波長領域で用いるフォトダイオードへの応用が期待できます。実用化に向けた観点の研究に興味ある企業様との協働を期待しています。

研究者

多元物質科学研究所

鈴木一誓 助教 
博士(工学)

SUZUKI Issei, Assistant Professor

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