糖尿病性腎症の簡易診断ができる!
更新:2025/06/12
- 概要
フェニル硫酸を認識するモノクローナル抗体
https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken_h/T16-063.html- 特徴・独自性
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フェニル硫酸(PS) は、腎疾患マーカーとして公知物質です。摂食後、腸内細菌の働きにより、チロシンからフェノールが産生され、産生されたフェノールは腸で吸収され肝臓でPS に代謝されます。健常であればPSは尿として体外に排出されますが、腎機能が低下していると、体外に排出されず蓄積されていきます。従来、PSの検出は、LC-MS やTOFMS などの機器を用いて行われ、簡易に行うことができませんでした。
今回、発明者らは、PS に対する抗体の作製に成功しました。当該抗体を用いれば、ELISA 法など、容易にPSの検出を行うことが可能となりえます。 - 実用化イメージ
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ELISA キット、抗体試験紙(生体試料は血漿・血清・尿)に応用可能です。
- キーワード