半導体を活用した次世代情報処理基盤の創生
更新:2025/06/30
- 概要
電子スピン波による情報の多重伝送
https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken_h/T20-656_T21-213.html- 特徴・独自性
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<研究内容>
半導体において、電子のスピンを高度に制御・活用し初めて可能になる新機能や素子応用に関する研究を進めています。特に外部磁場や磁性体を必要とせず、半導体だけを用いてスピンを自由に操る原理を生み出し(右図上段)、既存半導体産業と極めて整合性の良いスピン機能の確立を目指しています。さらに、電子スピンが回転しながら空間伝搬するスピンの「波」を新たな情報担体に利用した新概念演算や量子情報に資する基礎学理の構築を目指します。本研究では半導体における電子スピン波を情報担体に活用する研究を進めますが、最終的には光偏波・電子スピン波・マグノンを活用することで情報基盤全体で波動性を持った情報担体を操作できる基盤を構築していきたいと考えています。
<代表的な共同研究・競争的資金等の課題>
波動性情報担体を用いた固体多重情報基盤の創出(代表者:好田誠)JST戦略的創造研究推進事業,2022年12月-2027年3月.電子スピン波を用いた革新的情報処理・伝送の創生(代表者:好田誠)科研費基盤研究(A)2021年4月-2026年3月. - キーワード