水生無脊椎動物用プロモーター
更新:2025/06/25
- 概要
水生無脊椎動物用プロモーター
https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken_h/T22-084.html- 特徴・独自性
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本発明のプロモーターは従来のプロモーターと比較して、二枚貝細胞におけるプロモーター活性が非常に高いものです。例えば、レポーター遺伝子としてルシフェラーゼ遺伝子を用いた場合には、従来のプロモーターであるCMV IE (cytomegalovirusimmediate early) プロモーターと比較して約25倍のプロモーター活性を示しました(図1)。また、レポーター遺伝子としてGFP 遺伝子を用いた場合には、ホタテガイ心筋細胞(図2)だけでなく、HEK293細胞(図3)や、ゼブラフィッシュ胚でも蛍光顕微鏡にてGFP 蛍光を観察することができました。
- 実用化イメージ
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これまで、二枚貝等の水生無脊椎動物のための実用的なプロモータ―が見つかっておらず、遺伝子機能の解明や応用は実現されていませんでしたが、本プロモーターの活用により各分野への応用が今後は期待されます。
- キーワード
研究者
大学院農学研究科
長澤 一衛 准教授
修士(海洋科学)(東京海洋大学)/博士(海洋科学)(東京海洋大学)
Kazue Nagasawa, Associate Professor